【2023最新】二級建築士に独学で受かるために買うべき参考書6選

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二級建築士・学科試験におすすめの参考書

ラーベン
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この記事では、二級建築士におすすめの参考書についてまとめています。

二級建築士を独学で勉強しようと考えている方へ、おすすめの参考書をまとめています。

実際に自分が使って合格した「必要最低限」の問題集です。

参考書って、1冊3,000円~5,000円と、意外と高額ですよね。

時間も、お金も無駄にする必要がありませんので、リアルに使った参考書だけをご紹介します。

  • 学科試験用の3冊
  • 製図試験用の3冊
  • 適宜、補助教材

逆に言うと、この6冊は絶対に必要で、減らすことはできなかったと思います。

なぜ、おすすめなのかも合わせて説明していきます。

ラーベン
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補助教材は、大学で使っていた教科書で分かりやすかったものです。二級建築士の勉強のために追加購入したものではありませんが、基礎の底上げに使った非常に易しいものなので、ぜひシェアさせてください。

二級建築士・学科試験でまず買うべき参考書

二級建築士の学科試験で合格するため、まず買うべき本はこの3冊です!

①総合資格学院:ポイント整理と確認問題

②日建学院:過去問チャレンジ7

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③TAC:法規集

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正直、どこの出版社の教科書を使うのかは、本屋さんに行ってご自身の目で見てみるのが一番良いと思っています。

しかし、「近くに大型本屋さんがない」「取り扱いがない」「種類が多すぎて検討もつかない」という場合もありますよね。

本屋さんに行くだけでも交通費がかかる…。せっかく行った本屋さんに置いてなかった…。私も同じような状況だったので、気持ちがわかります。

自分の目で選んだ参考書が一番ですが、上記で紹介した参考書はどれも大手資格学校から出版されたものですし、私自身、この3冊のみで二級建築士試験に合格しているので、内容として不足はないように思います。

何を買えば良いか見当もつかない!という方へおすすめの、黄金教材の組み合わせがこれです。

迷ったらこれ!黄金の組み合わせ!

【重要ポイント集】+【過去問7年分】+【法令集

とにかく最低限の参考書が欲しいなら、この3種類の参考書をそろえましょう。

過去問は基本的に7年が最長ですし、ポイント集は冊数を増やしてもやる時間がありません。

あとはフォントやデザイン、解説の丁寧さなど、自分の好みの問題になる気がします。

総合資格学院:ポイント整理と確認問題

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私は、総合資格学院の「ポイント整理と確認問題」を、主に教科書として使用しました。

過去問分析で、より出題頻度が高い重要なポイントのみを厳選してくれている参考書です。

見開き1ページに1項目、次ページの見開き1ページに丸ばつ問題が載っている構成です。

まず重要なポイントを押さえ、すぐに丸ばつ問題で確認できるので、得意・苦手な分野を把握しやすいというメリットがあります。

余白やイラストが多く、重要箇所を太文字にしてくれているので、文章の羅列よりも視覚的に暗記しやすいつくりになっています。(教科書の情報を表やイラストで暗記していたタイプの人におすすめ)

ただ一方で、問題数が少なく、情報が少ないデメリットもあります。

私は、過去問の解説等で知った新しい情報を、この参考書にどんどん記入していき、自分用の参考書をつくる感覚で勉強していました。

もっと基本から勉強したいという方は、「学芸出版社:二級建築士はじめの一歩」を使っている方が多いですね。

おすすめのポイント!
  1. 余白・太字が読みやすい
  2. 図説・表でわかりやすい
  3. 効率よい勉強が可能

日建学院:過去問チャレンジ7

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過去問は、内容が変わらないので、掲載年が多いものを選びましょう。

一般的に販売されている過去7年の本試験問題を、年度別に収録している日建学院の過去問を選びました。

この過去問は、各問題にチェック欄がついているので、自分の理解度を確かめることができます。

また、計算問題の解説もイラスト入りで非常に丁寧に書かれています。

解説で重要な部分は太文字でハイライトしてくれているので、読みやすく理解が進みます。

「ポイントと確認問題」「過去問」この2点で、必要な勉強のほとんどを網羅してくれるでしょう。

おすすめのポイント!
  1. 色付き文字・太字が読みやすい
  2. 図説・表で解説がわかりやすい
  3. チェック欄つきで理解度が一目でわかる

TAC:法令集

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ネット上では、よく紹介されているTACの法令集を購入しました。

最もよく使う「建築基準法」「建築士法」と、「その他関連法規」の2冊に中を分けて使うことができます。

本番はもちろん、普段の勉強で使い勝手がよく、文字も非常に読みやすいです。

試験最初に法令集のチェックがありますが、もちろん問題なく使えます

この法令集はもれなく「インデックス」もついてきますし、線引きの詳しい説明を公式HPで見ることができます。

関連法規のページ記載も充実しているので、自分で追記する量が少ないのもうれしい。

個人的には満足していますが、試験会場(ぱっと見で数百人の受験者)で、TACの法令集を使っている人は、ほとんどいませんでした。笑

8割以上が緑の法令集を使ってました。

正直、浮きたくないと言う人は、こちらがおすすめ。

おすすめのポイント!
  1. 2冊に分けられるので使い勝手がいい
  2. インデックス・線引きの指示が明確
  3. 関連条文が当該条文の直後に併記され時短になる

二級建築士・学科試験でおすすめの補助教材

「建築計画」「建築法規」「建築施工」では特に教材は買っていませんが、「建築構造」の計算問題が苦手だと感じる方におすすめの教材がこちらです。

浅野清昭 著:改訂版 図説 やさしい構造力学

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浅野清昭 著:やさしい 建築構造力学演習問題集: 解法手順を身につける書き込み式ワークブック

私は中学生以来、物理らしい物理を勉強していませんでしたが、この教科書で感覚を掴むことができました。

教科書に載っている練習問題だけでは、練習量が足りないと感じたので、同じ出版社の問題集を追加購入しました。

本番の試験に出る問題と似たような問題がまとまっているので、②問題集で出題される問題が解ければ大丈夫です。

二級建築士・学科試験で絶対買うべき教材アプリ

参考書ではないんですが、有料教材で絶対に欠かせない教材をご紹介します。

1000円なんですが、買い切りなので課金の心配はありません。

二級建築士のアプリはいくつかありますが、私はこのアプリ一択です。

理由としては、年度ごとではなく項目ごとに勉強できるからです。

毎日勉強するときって、「今日は令和3年の勉強しよ~」とはならないですよね。

みんな「今日は建築計画の気候の勉強しよ~」となると思うんですよね。

問題集で「気候」の勉強をした後、「気候」の過去問だけを10年分ほどまとめて勉強できるんです。

この勉強方法で、どんな問題がでるのかどんな選択肢があるのか、をまとめて確認できます。

解説も充実していますし、隙間時間も無駄になりません。

二級建築士・学科試験ほかの参考書

上記で紹介した参考書のほか、「厳選問題500+100」シリーズも、各出版社から出版されていますよね。個人的には、これは買わなくてもよいのではないかと思っています。理由は2つ。

①そもそも過去問7年分やってたら時間がない

②アプリで7年以上前の問題が解ける

ご紹介した参考書+過去問を完璧にやるだけでも、かなり時間がかかります…。

7年分の過去問をやるだけでも、十分高得点が目指せます。

また、アプリでは平成20年代の過去問もまとめて勉強できるので、参考書を1冊増やすなら、アプリの購入がおすすめです。

二級建築士の製図試験におすすめの参考書

二級建築士、製図試験も市販の本で勉強しました。

製図試験の課題が発表されるのが毎年6月なので、課題が発表されてから本が出版されます。

二級建築士・製図試験でまず買うべき参考書

二級建築士の製図試験で合格するため、まず買うべき本はこの3冊です!

総合資格学院:2級建築士試験 設計製図テキスト

総合資格学院:2級建築士試験 設計製図課題集

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市ヶ谷出版社:設計製図課題ドリル

①で製図の手順を確認→②で受験年の課題を練習→③で応用問題を解く

という風に使います。

総合資格学院:2級建築士試験 設計製図テキスト

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2級建築士試験 設計製図テキストは、受験年の課題に合わせたものではなく、製図全般の書き方です。

木造・鉄筋コンクリート・鉄骨造の3種の製図について説明しているので、1冊持っておくと数年は使うことができます。

エスキスの考え方や、アプローチの方向など、基礎が載っているので、製図試験には必須です。

ただ、課題が発表される前に出版されるので、このテキストのチャレンジ問題はあまり使えません。

総合資格学院:2級建築士試験 設計製図課題集

著作権保護のためボカシてます。

設計製図課題集は、受験年の課題に特化した教科書です。

課題が発表された後に発刊される教科書なので、独学者必須の教科書ですね。

図面の書き方が、手取り足取り説明されています。課題に特化しているので、トレースでもぐんぐん力がつきます。

付録でついてくる「原寸大・オリジナル練習問題」がありがたい。

A2サイズの解答例・解答用紙がついているので、実際の試験のイメージが沸きます。

また、この課題集を購入すると、有料の通信添削システムを申し込むことができます。

私は資格学校に通わず、この添削システムを利用しました。

1度はプロにアドバイスをもらったほうが、合格に近づくと思います。

市ヶ谷出版社:設計製図課題ドリル

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上記の2冊だけだと、全部で5課題しかエスキスの練習ができません。

エスキスの練習は、量をこなすのがおすすめです。

このドリルは、10課題の問題と解答が載っているので、練習するとかなり実力がつきます。

総合資格学院ではなく、このドリルを始めから買うという手もありますが(実際、巻内で7月末から始める自宅学習スケジュールが組まれている)、正直、いきなりこのドリルから始めるのはハードルが高いと感じます。

課題の難易度が高い上、解答例もレベルが高く、この本だけでは図面の書き方がいまいちわかりません。

総合資格学院のテキストで手順や模範解答を学んでから、市ヶ谷出版のドリルで問題数をこなすのがおすすめです。

ただ、独学者を応援しているだけあって、かゆいところに手が届くような、ノウハウが詰まったドリルです。

この本なしに、製図試験の合格はありませんでした。

二級建築士・製図試験の補助教材

製図試験で追加で購入した教材はありません。

補助教材として、YOUTUBEで図面の書き方について勉強しました。

とても具体的な書き方を説明いただいてるので、色々な人の動画を見て、共通で言っていることを参考にしました。

製図試験直後に、生配信をしてくださる建築士さんもいて、不安な人はチャットで質問ができました。

資格学校に行っていないと、答え合わせができないので、情報が聞ける本当に貴重な場でした。

独学】二級建築士におすすめ参考書まとめ

ラーベン
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二級建築士 学科・製図試験におすすめの参考書をご紹介しました。

二級建築士を独学で勉強する場合、難易度よりも時間との戦いになります。

いろいろな教材が発売されていますが、やっぱり基本は教材を増やさず、1冊をやりきることですね。

いろいろな教材を好きなように使えるのが独学の面白いところです。

資格学校をすべてそろえる必要はなく、自分が足りないところを補ってくれる参考書を見つけるのがポイント。

ぜひ一度、本屋さんで見比べてみてください。

通販でも、試し読みができるサイトもありますので、中を確認してみて。

あなたにぴったりの参考書が見つかることを祈っています。