【独学】二級建築士に受かる勉強スケジュール完全版!! 1年間の勉強計画

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完全独学!二級建築士合格までのスケジュール

ラーベン
ラーベン

この記事では、二級建築士合格までのスケジュールを紹介しています。

二級建築士は、ご存知の通り【学科】【製図】2つの試験に分けられています。

【学科】7月第一日曜日
【製図】9月第二日曜日

基本的に、学科は1月~ 6月までの半年間。製図は7月~ 8月の2ヶ月間で勉強を進めることになります。二級建築士試験は個人の能力よりも、勉強時間の確保が合格を左右します。学業や仕事で時間が確保できない方は、早めに勉強を始めてくださいね。

独学で合格!二級建築士試験のポイント!

まず完全独学の定義ですが、私は「資格学校」「通信制講座」を受講することなく、本屋さんで購入した本で勉強を進め、大学卒業年度に二級建築士試験に合格しました。学科・製図ともに、独学です。その経験を元に、この記事を書いています。

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独学で二級建築士に合格することは可能です。しかし、独学で勉強を始める前に、独学が向いているのか、資格学校が向いているのかを見極めておく必要があるでしょう。というのも、二級建築士試験合格は、どちらにせよ、時間が勝負の分かれ目です。独学を選ぶ理由が、お金を節約したいからという一点であれば、考え直す必要があるかもしれません。

こんな人は独学でも大丈夫!独学が向いている人の特徴!

①過去、大学受験や資格試験に独学で臨んだことがある

自分なりの暗記方法・勉強方法・時間管理を確立している。

③勉強方法を自分で模索する事で、学びを深めることができる。

独学で二級建築士試験を受験するのは、孤独で時間のかかる戦いです。今まで、自分で勉強をしてきたという方は、二級建築士試験も独学で学ぶことが可能でしょう。自分でスケジュールを管理し、勉強の進捗を把握しておきたい方は独学が向いていると思います。

一方で、資格学校や講座を利用するのも、英断だと思います。誰かに教えてもらうことで、学びが深まる方は、資格学校に通うことを考えてみて下さい。合格後に、周りと喜びを分かち合えるという点でも、資格学校にメリットがあります。申込みは早い段階で行われるので、スケジュール管理はきちんと行いましょう。

【学科試験まで】二級建築士試験の独学スケジュール

ここからは、私が学科試験まで実際に行ったスケジュールをご紹介します。

二級建築士 【学科試験】まで、独学の全体スケジュール

使う問題集は1冊のみです。学科試験まで半年以上ありますが、とにかく1冊を丸暗記しましょう。細かい数字や注意点も含めて、暗記あるのみです。

教科書が1周終わるごとに、土日などのまとまった時間を使って過去問を一通りやってみます。問題の傾向や、自分の勉強が足りない部分を把握します。 勉強時間は1日3時間以上、1ヶ月100時間、7月の学科試験まで合計500時間程度行いました。

【学科試験まで】独学の全体像ポイント!

①”要点学習”は問題集1冊を3周

②1周終わるごとに過去問1回

③勉強時間はトータル500時間以上

独学で二級建築士の勉強を進めるため、まず買うべきおすすめの参考書!

まず買うべき参考書は3冊!

①総合資格学院:ポイント整理と確認問題

②日建学院:過去問チャレンジ7

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③TAC:法規集

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半年間の勉強で主に使った本は3冊です。特に総合資格学院の「ポイント整理と確認問題」は、重要な数字が小さな文字で書かれています。隅々まで暗記するつもりで勉強すれば、半年間1冊でも十分でしょう。 適宜、自分の弱点と感じる部分は追加で専門書を購入することをおすすめしますが、基本は教科書を増やしすぎないことです。

二級建築士 【学科試験】独学を始める時期!

私は2月1日から勉強をはじめましたが、早ければ早いほど良いでしょう。

「ポイント整理と確認問題」は、前年の11月に販売されます。早めに勉強を進める方が、後々の自分を助けることになります。遅くても、1月中に専門書を集め、勉強計画を確立しましょう。

1月・書籍購入
・勉強方法/スケジュール確立
・勉強開始
2月・教科書1周目
3月・教科書1周目終了
・土日 過去問1回目
4月・教科書2周目終了
・土日 過去問2回目
5月・教科書3周目終了
・土日 過去問3回目
6月・過去問 7年分× 3周
7月・最終調整
・学科試験

学生さんは卒業制作等で忙しい時期かもしれませんが、時間を見つけて勉強を進めましょう。辛いのは始めの1ヶ月と、最後の1ヶ月です。勉強を毎日の習慣にしてしまうことが大切です。

【製図試験まで】二級建築士試験の独学スケジュール

ここからは、私が学科試験まで実際に行ったスケジュールをご紹介します。

二級建築士 【製図試験】まで独学の全体スケジュール

学科に合格した後、製図試験を受験するまでに2ヶ月間しかありません。本当に間に合うのか?と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、2ヶ月間で充分足ります。この2ヶ月間で身に付けたいスキルは、以下の3点です。

時間内にエスキスする力

②問題文を正確に反映した図面を描く力

③当日の時間配分を体で覚える

製図試験は、上記のスキルを全て網羅するところから始まります。 製図は、5時間にも及ぶ試験ですが、当日は5分単位で何をするかが決まっています。学科とは違い、時間に急かされながら、正確に図面を書き上げる、プレッシャーとの戦いです。

この3つのスキルを手に入れるため、できるだけ毎日、図面1式を書きました。私は結果として、40枚以上の図面を書いています。しかし、ここで気をつけたいのは、書いた枚数が多いほど、合格に繋がる訳ではないということです。独学で製図試験に臨む場合に一番気をつけなくてはならないのは、減点ポイントを自分で見つけられるか?です。

2ヶ月間を、大きく2つの期間に分けます。1つは「トレース+時間配分を理解する期間」そして、2つは「自分でエスキス+製図→丸つけ」まで行う期間です。

【製図試験まで】独学の全体像ポイント!

①トータル40枚以上描く

②常に時間を計る

③客観視で丸つけ

独学で二級建築士 製図の勉強を進めるため、まず買うべきおすすめの参考書!

まず買うべき参考書は3冊!

①総合資格学院:設計製図テキスト

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②総合資格学院:設計製図課題集

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③市ヶ谷出版社:設計製図課題ドリル

2ヶ月間で買った本はこの3冊です。ゼロから製図を学ぶためには、どれも欠かせない参考書でした。①テキストで製図の基本を学ぶ→②課題集で簡単な問題を練習→③課題ドリルで種類に慣れる この流れで十分な学習が可能です。

二級建築士 【製図試験】独学を始める時期!

製図試験の課題は、毎年6月に発表されます。しかし、実際に勉強をはじめられるのは学科試験が終わってからの7月からでしょう。実際、2ヶ月間の勉強でも合格は可能です。学科試験後、すぐに勉強がはじめられるように、書籍や道具の手配は早めに行いましょう。

7月・書籍購入
・製図道具購入
・勉強方法/スケジュール確立
・トレース開始
8月・トレース時間内完成
・エスキス練習
9月・最終調整
・製図試験

二級建築士合格までの【独学】スケジュールまとめ

ラーベン
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二級建築士の独学スケジュールを紹介しました。

独学で勉強することに慣れている方にとっては、二級建築士試験もそれほど難しくはないでしょう。出題の範囲が広いので勉強時間が必要にはなりますが、工夫が必要な難しさはありません。

二級建築士は合格することで、他の資格の学科が免除になることもあります。二級建築士の資格だけではなく、他の資格も手に入る機会ですので、勉強は無駄にはなりません。

合格への近道は過去問が教えてくれます。やればやるほど、道が見えてくるはずです。スケジュール管理はその道筋を整える方法なので、1月の段階でしっかりと合格を見据えましょう。 この記事で紹介した本を使った具体的な勉強方法も紹介していますので、参考になれば幸いです。それでは。